skater's diary

フィギュアスケートについて思うこと

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本田真凜ら、高地での試合で酸欠

フィギュアスケート ISUチャレンジャーシリーズの初戦となるUSインターナショナルクラシックで女子シングル本田真凜選手が優勝。


開催地が高地ということで慣れていない選手達は酸欠になりやすいコンディションでの試合となったようで 本田選手もフリー滑走後にふらつく姿が映像に納められこちらも話題になった。

 

 


MARIN HONDA 本田 真凜 - FS 2017 - US International Figure Skating Classic (marin honda fall after fs)

 

順応が難しい高地


どれくらい高地か、というと1,300メートル超の地というのだから かなりの高地となる。

 

ふつうの人なら この地に移動してきたら 2~3日はスーパーで買い物しているだけで息があがる、というレベルだろう。

 

日本でも そこそこの高地である野辺山で強化拠点に使われるリンクがあるとはいえ、1,000メートルちょいくらい、という話を聞いたことがあるので 標高2~300メートルの差はかなり大変そうだ。

 

アメリカには 他にも標高が高い都市でフィギュアスケートの国際大会が行われることがある。

 

たとえば コロラド・スプリングスなどがそうである。

 

こちらの大会でも 高地で苦しむ選手が多いが、2019年の四大陸選手権の開催予定地でもある。

 

そのために 出場が決まった選手は できるだけ高地でトレーニングをしたほうが良い、、、とは思うのだが そうそう簡単なことでもないだろう。

 

一説によると 高地トレーニングをしても、その後低地でしばらく過ごすと 体がすぐにそちらに順応してしまうという話がある。

 

私の知人にコロラド・スプリングス在住のアメリカ人がいるのだが、彼女がバカンスで低地で1週間ほど過ごしてから 標高1,000メートル程度のところに移動したら 数日間は息が切れた、と言っていたほどである。

 

若いトップアスリートなら 高度への順応力もかなり勝っているとはいえ、たまに高地特訓しておけばそれでよい、という問題でもなさそうである。

 

ところで 再来週はチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯が開催予定。

 

こちらも 標高1,000メートルと ソルトレイクやコロラド・スプリングスほどではないが そこそこの高地での開催。

 

日本にとっては ペアとアイスダンスの五輪枠をかけた大会となるので 是非とも健闘を祈りたい。