9月27日よりドイツで行われるネーベルホルン杯は、五輪シーズンは 五輪枠が決まる大会でもある。
日本も アイスダンス、ペアの枠をかけた大会となるが、枠がまだ取れていない国も多くエントリーしており激戦となることは間違いない。
そこで 個人的に注目しているのが 枠をかけて北朝鮮のペア選手が出場予定という点である。
ということは、枠が取れれば当然ながら平昌五輪への参戦を望んでいる、ということだろう。
この北朝鮮の組、2016年の四大陸選手権に登場した際に大きな注目を浴びた。
その後 昨シーズンのアジア冬季大会で表彰台、世界選手権でも15位と実力を伸ばしている。
バイオグラフィによると 他にも国際大会に派遣されてきた実績があるようなので 順調に強化されてきた選手なのだろう。
北朝鮮というと どのように国際試合の感覚を磨いているのか、謎めいた部分が多かったりするのだが、確か2016年四大陸のCS放送での解説によると ロシア選手らを招聘して大会を開催するなどして切磋琢磨しているらしい。
ということは 日々練習して将来五輪への出場を目指している選手はこのペアの組以外にもいるのだろう。
ニュースによると北朝鮮のIOC委員も 「スポーツと政治は別」という趣旨の発言をしているらしい。
北朝鮮だってフィギュアの国際ジャッジはいるはずだし、国情は色々あれど選手の努力が活かされるように苦慮していることは間違いないだろう。
まずは枠取り大会で 各国の選手が実力をいかんなく発揮できることを祈るばかりである。