フィギュアスケート世界ジュニア選手権女子シングルでロシアのトルソワ選手が優勝。
フリーの内容も 冒頭に4回転サルコウ、4回転トウジャンプと2本揃えたことでも話題に。
動画で確認いただけると分かる通り、4回転以外のジャンプは後半にまとめることで加点も加わるという 凄まじい構成になっている。
男子並みのプログラムだが、実際に男子でこれをこなすとなると 筋肉などがしっかりできてくる10代後半以降になるだろう。
トルソワ選手は 13歳でこの構成である。
並外れた才能の持ち主であることだけでなく、体がまだ成長しきっていないということも この構成をこなすポイントになっていると思う。
女性は 10代半ばでの体型の変化が大きい。
男子のように 体が縦に伸びるだけでない点もあるので 重心などが変わってしまうことも多い。
そして当然だが体重も増える。
なので 高難度ジャンプはジュニア世代の女子のほうが成功しやすいという観方もある。
とはいえ、浅田真央氏のように シニア移行後もコンスタントに高難度ジャンプを成功させてきた選手もいる。
もしかしてトルソワ選手も この先 さらに多くの4回転を持つかもしれない。
北京五輪の各国代表がどのような顔ぶれになっているかは 神のみぞ知る状態だ。
ジュニア選手達の今後の活躍に大いに期待したいと思う。